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地震に備えて

1.過去の建物の管理の場合
昭和56年以降の建物を新耐震設計法による妥当な方法としている。
従って、公共建築物は昭和56年以前の建築物について耐震診断を行っている。
一般の方々も同様に、昭和56年以前の建物は耐震診断を行うことをおすすめ致します。


2.新しい建物の注文の場合
許容応力度の計算震度6(層間変形角・剛性率・偏心率)
保有水平耐力の計算震度7(保有水平耐力・曲げ破壊をさせる)
震度階を設計者に任せないで、注文の中に入れることが大切である。(重要度係数)

(今後の建築物は、特定の階や平面計画において弱点を生じないよう、バランスを考慮 し、かつ余裕のある設計を心がけること。丁寧な施工・綿密な検査を励行すべきである)・・・・・建築震災調査委員会の提言−(建設省はこの提言に基づいて法制化されている模様。)


3.丁寧な施工・綿密な検査の励行

1)木造建築物の時注意する事柄
a 基 礎 
地盤の取扱い方や有効な基礎配筋の大切さへの認識が浅いケースが多い。
→ 地盤改良・不動沈下・支持地盤未確認等に注意を喚起する必要がある。

b 金 物 
基礎柱の引き寄せ金物が引抜き1.5t〜2.5tの範囲で結合金物を使用する(ホールダウン)。等15段階に柱の固定方法を分けていることに着目すること。
その他、筋交いプレート・短冊金物・羽子板ボルト・かね折金物・(通し)・箱金物・手違い金物(野地垂木)等耐震・耐風に大きく影響する為、第三者の綿密な検査の励行が大切である。
c 昔の建物には、貫工法といって、金物を殆ど必要としない安全な建物であったが、現在の建物の多くはプレカット工法による金物との組合せで安全を保つ方法になっている為、金物の利用方法を違えると大変危険である。


2)鉄骨造の時注意する事柄
a 基 礎 
イ.地盤の調査方法に注意すること
 ・標準貫入試験(落下76・貫入量30・重量63.5)
 ・簡易ボーリング(粘土静的貫入抵抗・砂質落錘回数)
 *スエーデン方式N値に5〜10のバラツキやサンプルが取れない等の欠陥を含んでいる。
 ・平板載荷試験(圧力球根の及ばない軟弱地盤で沈下する危険をはらんでいる)


b 仮組み検査時の問題点
パネルゾーンの検査が最も大切。
開先角度とべベル角度と自然開先の間違いが最も多く、次にルート間隔の違いが多い。突合せ溶接による一体化が部分溶け込み溶接となる為、災害に弱い建物となっているケースが多い。
(JIS工場ですから大丈夫という発想は危険である。綿密な検査が必要である)

3)鉄筋コンクリート造の時注意する事柄
a 基 礎
地盤の調査方法は鉄骨に準ずる。(指示地盤の作文事例)
杭基礎工事 → 杭先端は、支持層中に1.0m以上根入りが必要であるが、高止まりが多いので注意が必要。

b 鉄筋の組立て
飲み込み不足・定着不足・付着不足・宙ずりスペーサー不足(耐力・耐久力・耐火性)等のミス組立が多い為、災害に弱い建物となっているケースが多い。


4)造作物取付等で注意する事柄
a ガラス
面クリアランス・エッジクリアランス・かかり代
ガラスの厚さと窓枠の層間変位によって安全性が決る

b 天 井
吊物金具が引っ掛け金物となっている事故の事例がある。

c 壁
抜け易い化粧釘の事故の事例が多い。
層間変位や伸縮、振動に配慮した取付工法を注文することが大切。

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