リゾート感覚あふれる新型特別養護老人ホーム。
屋根のグリーンと外壁のピンクが自然の中にその存在感を際立たせる。
外部の方々との交流を目的としたホールは、天井の造形や床のパターンが楽しいパブリックゾーン。
2階廊下は各ユニットをつなぐアクセスゾーン。エレベーターホールにも遊びの心を忘れない。
10床1ユニットの中核的スペースのリビングダイニング。木質感を多用したノスタルジックな大空間は、天井の格子ごしに天窓からの外光が降り注ぎ、利用者の居住環境を質の高いものとした。
交流スペースは各ユニットの利用者が集う憩いの空間。喫茶カウンターや理髪コーナーといった用途にも対応したデザインとなった。
居室は、モダンな和風をコンセプトとし、天井の平竿縁や壁のクロスの貼分けに意匠性を凝らした個室。和洋折衷で構成、天井の遊びや腰までの板貼風の壁にベッドでの居住性が高まる個室。付柱・付鴨居にじゅらく壁・床は取り外し可能なタタミ敷とし、多用性にも配慮した純和風の個室といろんなタイプの居室を用意。
特別浴室は、ご老人の機械的な入浴に対する不安な心理を少しでも和らげられるような、暖色タイルのパターン貼とし、同時に介護者への心理的な影響にも留意した。