外観は打放しコンクリートと割り肌小口タイルの対比がそのフォルムと共にハーモニーを醸し出す。
正面玄関はアプローチや玄関が直接道路から見えない工夫がデザインパネルによりこらしてある。
台所は高機能に高い感性を付加したオリジナルシステムキッチンとし、IHクッキングヒーター2ヶ所共排煙にも新技術を導入。御家族団欒で料理の出来るようにサブシンクを設ける等、スペース確保と機能を高めた。
12帖の和室は、ひとつひとつ材料を吟味し、細部にまでこだわりを捨てなかった数寄屋風の和室。定期的に開かれる茶会に家人のホスピタリティーが溢れる。
設計に盛り込んだ和室には炉畳により炉を切ることとし、炉の中心真上にひるかんを設けた。床の和は「真」の体を現し畳床の本床とし、書院は書院欄間をもつ出書院とした。
和庭園には、はち前石・手打石を設けつくばいを設置した。
当建物は2世帯住宅とするも、親子・孫団欒の日常生活の出来る空間構成に配慮した。