大野の瀬戸を見下ろす高台に重厚な佇まいを見せる和風建築。
タタミコーナーとして居間の南にくつろぎの和室を設け、家族の団欒を演出する。
構造の梁を意匠として見せる工夫が木質コーディネイトを成功に導いてくれた。
書院と仏間を両側に配した本床。天然杉絞り丸太の床柱やケヤキの地板が拡張高さを醸し出し、10帖からなる和室の質感を高めている。
浴室はユニットバスでありながら、そのパーツの選択次第でカジュアルにもエレガントにもなりうる。一日の疲れを癒す場所となっている。
セカンドリビングは、将来若夫婦が独立して生活を楽しむことが出来るよう設けられた空間。建物全体の統一的なコンセプトの中にも天井のアクセントカラーが若々しさを醸し出す。
寝室の中に、タタミコーナーを設けることでご主人のナイトライフをより変化に富んだものにする一助とした。